
バンドを結成して、セントバーナードやセントパウロのABCエリアで活動を
始めた1987年以来、様々なことが起こった。ブラジルをはじめ、アルゼン
チンやヨーロッパでのコンサート、メンバーの交代、アルバムのリリース、
いくつかのグレイテスト・ヒッツ・コレクションへの参加。考え方、持続
力、へヴィーミュージックへのひたむきさ、アンダーグラウンドの道を追
求することの物語をここに紹介する。
1998年に、「TEMOS QUE AGIR(WE HAVE TO ACT」と題した初めてのデモテー
プをリリースすると、それはライブ演奏の機会を増やすことになり、多くの
反響を得て、1stである「RESISTIREI(I SHALL RESIST)」のリリースへとつ
ながっていく。1991年にサンパウロのHELLION RECORDSからリリースされ
たこのレコードは、1996年にRATOS DE PORAOのドラマー、ボカが運営する
PECULIO DISCOSレーベルより、CDのために再編集された。このレコードは
ブラジリアン・パンクロックの第一世代やハードコア、メタルからの強い影
響を反映した格調とともに、このバンドの初期衝動を呼び戻すことになった。
様々なライブパフォーマンスと、効果的なプロモーションを経て、バンドは
サンパウロのDEVIL DISCOSと契約に至り、2ndである「BASEADO EM FATOS REAIS
(BASED ON REAL FACTS)」を1994年にリリースした。そのレコードは
RH JacksonとGordo (Ratos de Porao)のプロデュースで、とてもオリジナルな
響きやアコースティックな要素、レベルの高い批判精神でよく練られた歌詞を
有していた。そして、再び、バンドはあちこちの街でのライブを開始し、1996年は
隣国アルゼンチンへの短い訪問で終えることになった。
1997年、バンドは3rdアルバム「ENTRE BENCAO E CAOS(BETWEEN BLESSING AND CHAOS)」
のリリースで、結成十周年を祝った。PECULIO DISCOSレーベルによって編集されたそのCDは、
多くの努力とリハとツアーと人生経験と実行主義の結晶であった。
それは、アコースティックと部族の歌の融合であり、高速で重い
ハードコアでありながら理性的な歌詞、といった明らかな進歩も提示していて、
ACAO DIRETAの地位をブラジリアン・ハードコアの中心に押し上げていった。
ブラジルをはじめ、ヨーロッパやアメリカの批評家にも高く評価された。
結成十周年をさらに祝うため、バンドは1997年の5月に初のヨーロッパツアー
を敢行。ポルトガル、スペイン、、Euskadi、ベルギー、オランダ、スイス、そして
イタリアにて演奏を行い、好印象を残した。
ブラジルに戻っても、バンドは精力的に活動し、1999年の春に4thアルバムで
ある「INTERVENCAO” (INTERVENTION)」をリリース。PECULIO DISCOSより発行
されたそのCDは、これまでとは違った側面を見せ、作曲にもヨーロッパでの経験が
反映された。ヨーロッパにおいては、ドイツのBROCCOLLI RECORDSとスペインの
COLETIVO MALA RAZAとのパートナーシップにより、レコードとして発売
された。そのプロモーションのため、1999年の5月に2度目のツアーを敢行。
今回は、ドイツ、ベルギー、フランス、Euskadi、スペイン、スロベニア、
クロアチア、そしてオーストリアを廻り、21のコンサートを行った。ツアーは、
2000年にRASURA RECORDSからのライブ版「RISOTTO BOMBS LIVE IN SLOVENIA」
として結実。そのCDはスロベニアのKoperにあるThe MKC Clubで録音され、
29曲を収録している。演奏はエネルギーに満ち、アルバムにはツアーの模様を
写した写真も載っている。
2001年もACAO DIRETAにとって濃密かつポジティブに流れていき、彼らの最大の
ヨーロッパツアーを実施。9月から10月にかけて、37日間で33のコンサートを展開した。
ポルトガル、スペイン、Euskadi、フランス、ドイツ、スイス、イタリア、オランダ、
ベルギー、スロベニア、オーストリア、チェコ共和国の計12カ国。
重要なフェスへの出演を含め、次々とコンサートを行っていった。新たな作品
の録音で、その年を締めくくった。
Heros TrenchとMarcelo Pompeuのプロデュースで、サンパウロのMR SOMスタジオで
録音されたそのCDは「REVOLTA/REP?DIO/CONFRONTO/RESIST?NCIA
(REVOLT/REPUDIATION/COMFRONT/RESISTANCE)」と命名され、BOMBARDEIO DISTRO
からリリースされた。Jao (RATOS DE PORAO)をはじめ、Heros Trench (KORZUS)、
Parmito (FDS/TUJERPIIS) 、そして、 Marcus D`ngelo (CLAUSTROFOBIA)といった
スペシャルゲストが参加してくれた。そのCDは、ハードコア、メタル、グラインドの
爆発的融合を表現し、彼らを独自の高みへと導いた。常に現代性を失わない歌詞は、
グローバリゼーションとその影響、戦争、様々な社会問題、狭量さ、存在主義、
人間の衰微といった題材を扱った。そのCDは、ドイツとイングランドでもリリースされた。
CDのプロモーションは非常に内容の濃いものであった。ブラジルのあちこちの
州でのコンサートに加え、10月と11月に4回目のヨーロッパツアーを実施。
ドイツ、オランダ、オーストリア、スイス、イタリア、スロベニアの6カ国で
計33のコンサートを行った。収録曲「PESADO (NIGHTMARE)」のビデオ撮影もされ、
オルタナティブのテレビ番組やインターネット、そして、MTVやTV Culturaで放映された。
2006年、サンパウロのABCエリアの4人組は新アルバムを携え、再び帰ってきた。
18年間の実績と、新たなエネルギーとともに。サンパウロのstudio DA TRIBOにて、
慣れ親しんだ録音システムとデジタルミキシングを用い、過激主義の巨匠CIERO
(KRISIUN/SUBTERA/CLAUSTROFOBIA)によってそのCDはプロデュースされた。
アルバムは「MASSACRE HUMANO (HUMAN MASSACRE)」と題され、14曲の圧倒的な
ハードコアとメタルの融合、重く攻撃的な独特の演奏は、バンドに世界中の新たな
ファンや信奉者をもたらした。
アーティストであり、タトゥーアーティストである1Bertoによるグラフィックや、
アルバム全体のコンセプチュアルなテーマは、聖書的、政治的、哲学的言及や懐疑に満ち、
人類の未来に関する悲観的な、よりリアルな、憂慮する視点を持ち込んでいる。
濁っていて暴力的で退廃的な苦難の時を生き、同胞を殲滅しようとする者に
よって創られた本能破壊のサイクルに抗う市井の人間としての表現で、
21世紀におけるキリストの復活と磔の概念に基づくパラドックスを提示した。
現在、バンドは新譜のプロモーションと「MASSACRE HUMANOツアー」のため、
ブラジルでのライブに精力を注いでいる。
訳:マエダ ショウタ
Ação Direta is:
Gepeto – Vocals
Marcus "Pancho" - Guitar
Marcão – Drums
Galo – Bass guitar
Contacts:
www.acaodiretabrasil.com.br
bombardeiodistro@bol.com.br
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